三十路すぎの女が山とごはんと日々のあれこれについて語るページ

北岳・間ノ岳②足が重すぎる。これがシャリバテか?

こんにちは、たぬきです。

 

2023年6月下旬。いよいよ北岳間ノ岳登山の日がやってきた。
あさイチで広河原登山口に向かい、登山を開始する。
この日の天気はイマイチですが、翌日は晴れる予報。1泊2日の山行開始です!

 

最初はそれほど傾斜のきつくない森林の登山道を歩きました。
でも、2時間くらいかかったかな?まあまあ長い森林歩きでしたが、歩きやすい道だったので全然辛くありませんでした。

 

そして、白根御池小屋に到着。
遠方から来ている登山者はここに泊まることが多いのでは?と思います。
中は結構きれいそうでした。
が、我々は比較的近くに住んでいるので、こちらの小屋はスルーします。

 

この小屋を過ぎると、いよいよ「草すべり」です。
なかなかの急斜面をジグザグジグザグと登っていきます。

 

この辺りから、急に足が重くなっていくのを感じていました。
まあ、まだ体力づくりが足りなかったか。。。と思いながら亀の歩みで登っていきます。
鹿の角も発見したり。

 

草すべりを登りきる頃にはおしゃべりする元気もなく。
ただただ重い足を、少しでも前に出そうと必死に歩きます。
稜線に出た(と思われる)けど、ガスに包まれていて景色が全く見えない。

 

いかん、全然頑張れる気がしない。
こんなんで北岳山荘まで到達できるのか。。。?と思いながら歩いていると、旦那さんからお菓子の配給が。
エネルギー不足でバテていると思われたみたい。
次から次へとチョコやら飴やらを配給してもらって、食べる気しないけど食べる。

 

そうこうしているうちに、何とか肩の小屋に到着!

まだ時間が早かったので、人の気配はなく。
ガスっていて少し雨も降っていたので、先を急ぐことにしました。

 

ここへきて少し体力が回復したのか、歩けるようになってきました。
そして、持ってきたあんパンをおなかに投入。
これで完全復活を遂げました。


ひとりで登山していたら、途中でバテてたかもしれません。
普段べらべらとしゃべりながら登っているので、しゃべらなくなったらバテ始めている兆候と旦那さんは判断してくれているよう。感謝。

 

私、だいたい朝早い時間は食欲がわかず、固形物をあまり受け付けません。
なので、この日もかろうじてミニあんパンをひとつ食べてきただけでした。
白根御池小屋までの道がそれほどつらくなかったので、ろくに補給もせずに登山継続。
その結果、知らず知らずのうちにエネルギーを消耗し、急激に疲労したものと思われます。たぶんですが。

 

補給は大事ですね。
普段あまり補給しない我々ですが、この件以降は頻繁におやつを食べるようになりました。

 

つづく

 

北岳・間ノ岳①不安いっぱいで挑む、日本第2位のお山。

こんにちは、たぬきです。

 

今年は「南アルプスに行く」という目標を立てていまして、
北岳間ノ岳赤石岳あたりに行きたいなーと思っておりました。

 

山小屋の予約が開始されてすぐ、空き状況をチェック。
梅雨明けの予測もして。
6月の下旬なら行けそうだ!ということで有休を取って1泊2日で北岳間ノ岳に行くことにしました。

 

北岳間ノ岳といえば、日本で標高が第2位&第3位のお山です。
山梨県の山のグレーディングによれば、技術的難易度としてはB~Cでハシゴや鎖場に対応できる技術が必要とされています。

 

今回はコチラのルートを1泊2日で登ることにしました。

yamap.com

 

1日目、広河原登山口 → 北岳 → 北岳山荘(泊)
2日目、北岳山荘 → 間ノ岳 → 北岳 → 広河原登山口
コースタイムとしては14時間ほど、標高差は2400mほどになります。

 

果たして、冬は家でぬくぬくし、今シーズンの登山回数5回程度の私で行けるのだろうか。。。
体力が心配だ。。。
そんな不安を抱きながら、本番を迎えるのでした。

(そして、その不安は的中するのでした。)

 

つづく

 

硫黄岳・横岳②ツクモグサが見たいのよ

こんにちは、たぬきです。

 

今年の6月のこと。
八ヶ岳の硫黄岳に登頂後、すぐお隣の横岳に向かいます。

 

硫黄岳はなだらかな山であるのに対し、横岳は岩々しい山です。
高所恐怖症の私からすると、ミスしたら一発アウトな危険な山です。
前回登った時は、怖すぎて、山頂に着いた瞬間に標柱にしがみつきました。
足がプルプルしてました(笑)

 

でもこの山に来てしまったのは、可愛いお花たちを見たいから!!
硫黄岳から横岳へ向かう登山道は高山植物の宝庫だと思います(個人的に)。
この6月~7月あたりは高山植物が咲き乱れ、多くの登山客がカメラ構えてます。

 

今回見たいお花は「ウルップソウ」と「ツクモグサ」。
ウルップソウは前回来た時に初めて見て、綺麗な色とフォルムが気に入ってしまいました。
他の山であまり見かけないのですが、ここは確実にあるのが分かっているので見に来ました!
あと、ツクモグサ。
これは見たことがなくて。なかなかレアなお花らしく、多くの登山客がツクモグサを求めて横岳に来ているというのをSNS等で知りました。
ちょうどこの時期に咲いているようなので、ぜひ見てみたい!!

 

ウルップソウは硫黄岳から横岳に向かう鞍部のところに今年も咲いていました。
硫黄岳山荘のちょっと先あたりかな??

このお花の色が個人的にお気に入りでして。
あと、なかなか見かけないフォルムも素敵。

 

鞍部にはほかにも夏山に咲くお花たちが咲き始めていました。
お花探しでなかなか前に進みませんでした。。

 

そして個人的に難関の横岳の岩場に突入。山の写真撮るの忘れてしまいました。。。
断崖絶壁の登山道を進んでいくと大きな岩を登る場所がありました。
そこで後ろを歩いていたおじさまたちが、「あ、ここにツクモグサある!」と教えてくれたのです!!!!
しかし、私は既に大きな岩を登り始めており、下りられない。。とりあえず山頂まで行って、下山の時に写真に収めることにしました。

 

そしてついに出会えたツクモグサさん!

岩陰にひっそりと咲いていらっしゃいました。
お花にフワフワと毛がついていて、可愛らしいです。
お花が開いているときに見られて良かった。。。

 

周りの登山者のみなさんもツクモグサ目当てで来ていたようで、
狭い登山道で代わる代わる写真を撮っていらっしゃいました。

お目当てのウルップソウツクモグサを拝むことができたので、下山します。
混雑する前に帰るのが我々の登山スタイル。


名残惜しくて、また爆裂火口の写真を撮ってしまいました。

 

また来るよ、硫黄岳。
(横岳は勇気が出たら来るね。)

 

硫黄岳・横岳①森を抜けると爆裂火口!

こんにちは、たぬきです。

 

今年の6月に、南八ヶ岳の硫黄岳・横岳に行ってきました。
信州山のグレーディングによれば、日帰り可能・難易度はB~Cとなっており、横岳山頂直下にハシゴがあります。
八ヶ岳は家から近いので何度か行っており、硫黄岳・横岳の縦走はこれで2回目です。

 

桜平登山口から登山スタートです。

 

最初は、キノコや苔が生い茂る森をずんずん進みます。
個人的にはこの森がお気に入りです。
傾斜もほどほどなので、森を満喫しながら進むことが出来ます。

しらびそのいい香りがします。

 

森を進んでいくとオーレン小屋があります。
人気の小屋なので、お昼くらいになると多くの人でにぎわっていますが、朝は静かなものです。

 

そのうち森林限界をこえ、開けた登山道になります。

ちょっとした登りが続きますが、それを越えると見えてきます。
爆裂火口です!

初めて見たときは、「なにこれ!!」って思いました。
【爆裂】という名がお似合いの迫力です。
爆裂火口というものを見ること自体初めてだったので、しばらく見つめてしまったのを思い出します。
これは一見の価値アリです!おすすめ。

 

火口が見えると、もうすぐ先に硫黄岳山頂があります。
だだっ広いので、多くの登山者がこちらの山頂で休憩しています。
(風が強い日は吹きさらしになるので、要注意です)
しかも、南八ヶ岳の山々が丸見えで最高です。

あまり山頂でのんびりすることがない我々ですが、
この景色をしばらく見ていたくて、珍しくここで座って行動食を食べました。

 

お腹がみたされたら、お隣の横岳に出発です!
私の苦手な山のひとつです。。。がんばります。。。

 

つづく

 

2023年夏の山旅をふりかえってみた

こんにちは、たぬきです。

 

もうすぐ冬がやってきます。
思い起こせば、今年の夏は天候に恵まれた日が多く、行ってみたかった山に行くことができた年でした。

 

今年の夏に登った山

6月:硫黄岳・横岳(八ヶ岳
   北岳間ノ岳南アルプス
7月:燕岳(北アルプス
   妙高山
   悪沢岳赤石岳南アルプス
   燧ケ岳(尾瀬
   会津駒ケ岳
8月:鳥海山・月山
9月:針ノ木岳蓮華岳北アルプス
   秋田駒ケ岳
   一切経山

 

特に、南アルプスの山には数年前から行きたいと思っていて、
去年は小屋の予約までしたのに台風で林道閉鎖され行けず。。。だったので、
今年やっと行けたー!ということで達成感ありました。

 

このあたりの山の記録も残していきたいと思います。

 

紅葉求めて東北遠征⑧やっと行けた!かの有名な赤湯ラーメン「龍上海」

こんにちは、たぬきです。

 

東北遠征、2日目。
栗駒山登山から気仙沼観光が終わり、翌日の天候をチェックしました。

 

あ、明日大雨じゃん・・・

 

大雨の中、高速道路を長距離走行して自宅に帰るのは少々リスクがある。
ということで、この日のうちにできるだけ自宅方面へ南下することにしました。

 

さて、どこを通って帰ろうか。
福島を通過していくか、山形を通過していくか・・・

 

そういえば私、前回の東北遠征でひとつだけ後悔したことがありました。
主人に食べさせたいラーメンがあったのです。
なのに、そのラーメン屋さんに着いてお店に入ろうとした瞬間に、売り切れになりました。
ショックすぎました。

 

リベンジだ!!!

 

ということで、ラーメン屋さんがある山形県を目指すことにしました。
宮城県から山形県まで山越え。18時ごろ、やっとお店に到着。長かった。
着いたのは、山形県の赤湯にある龍上海です。

 

ryushanhai.com

 

ここ、有名ですよね。
コンビニでカップラーメンとして売っていたり、東北のお土産屋さんでも見かけることが多いと思います。
ここのラーメン美味しいんですよ!

 

私たちが着いたちょっと後に、売り切れました。
良かった、間に合って。。。
でも、チャーシューが売り切れ間近だったようで、辛みそラーメンか、普通のラーメンしか選べませんでした。

 

 

もちろん、赤湯辛みそラーメンを選択!
美味しそう。。。

 

最初は辛みそを溶かずに。美味しい。。
徐々に辛みそを溶かして。美味しすぎる。。
あぁ、ガツンと来るこの辛みそ、最高。

 

主人も気に入ってくれたようで、リピート決定のお店になりました。
山形に来たら、絶対に行きます。
ありがとう。やまがた。

 

翌日から大雨なので、この日はさらに南下して車中泊しました。
あぁ、龍上海が忘れられない。。。

 

紅葉求めて東北遠征⑦はじめてのフカヒレ

こんにちは、たぬきです。

 

東北遠征、2日目。
栗駒山登山後、気仙沼に移動して震災について学びました。

 

お昼ごはんは、美しい気仙沼の港近くで食べます。

maps.app.goo.gl


気仙沼お魚いちば」の中にあるお食事処で、初めてのフカヒレです!
海鮮丼にフカヒレがのっていまして、初めて食べました!

 

 

この手前のかずのこみたいなのがフカヒレです。
食感はプリッ、とぅるん!という感じです。
見た目ではもっとシャクシャクした食感なのかなと思いましたが、そうでもなかったです。
味わわずにあっという間に食べてしまったので、味はあまり覚えていません・・・

 

でも、これで「フカヒレ食べたことあるよ」って言えます。
気仙沼で有名なフカヒレ食べられて良かったー
フカヒレラーメンと迷ったのですが、やっぱり海鮮が食べたくてこちらを選びました。
美味しかった!!

 

次回は、フカヒレラーメン食べるぞ。